SeRVについて
SeRV(サーブ)とは、真如苑救援ボランティア(Shinnyo-en Relief Volunteers)の略で、真如苑の信徒による災害救援活動グループのことです。1995(平成7)年の阪神淡路大震災に際し、大きな被害や悲しみに直面した人々に何かできることはないかと考えた職員や信徒有志が自発的に活動を始め、それがのちにSeRVとして組織されるに至りました。
現在のSeRVは緊急時の支援体制の整備に加え、平常時の備えとして、地域ボランティアや防災訓練などの地域活動も行う常設SeRVの設置も推進しています。全国の真如苑施設(国内100箇所以上)を拠点に活動を行うことから、地域に根差した活動にも参加しやすく、全国のどこで災害が起こっても、速やかに支援活動を始めることができます。また大災害においては復旧復興に時間を要することもありますが、その地に息長く寄り添い、支援を継続しています。具体的には、全国各地で発生する災害に出動する「緊急支援」、東日本大震災等で継続的に行う「復興支援」、地域ボランティア・防災訓練などの「平時の活動」など、現地メンバーを中心に、これまで約203ヶ所・のべ6万人以上が活動に参加しています。※2022(令和4)年12月現在
行政機関、社会福祉協議会、各支援団体と連携、協同を大切にしながら、災害発生時には、災害状況をよく確認し、被災された方々の求めに丁寧に応えることを心がけています。ボランティアとして参加する信徒はみな、特別なスキルの保持を前提としない一般市民ですが、一人ひとりが真如苑で培った利他の精神を大切に、心に寄り添うボランティア活動に励んでいます。
SeRVの3つの活動
災害時、人の生活を守る「緊急支援」、仮設住宅等で行うコミュニティ形成のための「復興支援」、地域で行う清掃や訓練等の「平時の活動」を行っています。
-
- 緊急支援
- 泥出し、物資提供、ボラセン運営支援、避難場所提供
-
- 復興支援
- 足湯ボランティア、お茶っこサロン、炊き出し、地域行事への協力
-
- 平時の活動
- 災害に備えた地域との連携、防災訓練、清掃活動、イベント協力
SeRVは各地の自治体等と防災協定を締結しています。
近年の自然災害の増加から、より迅速に必要な支援ができるよう、平時より地域の防災活動などに参加する「常設SeRV」が全国的に組織されています。
また、各地の自治体等と防災協定を結び、地域との連携に取り組んでいます。
※地図はイメージです。
近年の主な活動
これまでのSeRVの活動(2022年12月現在)
203箇所62,095人(のべ人数)